本日2018年11月11日のYahooニュースにおいて
日本の英語力は49位 5段階で下から2番目に認定
という記事が掲載されていました。
みなさんはランクの低さに驚くのではないかと思いますが
私は逆に順位の中途半端さに驚きつつ、もっと下位でもおかしくは無いと思いました。
今回はこの調査の49位の意味を詳しく解説したいと思います。
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EF EPIが基準
今回のランキング詳細はコチラで確認できます
世界最大の英語能力ランキング
今回のランキングは、EFによるEF EPIというテストにより結果が出ました。
このEF EPIは何なのかというと・・
EF EPI英語能力指数は版を重ねる度に、 信頼できるソースとしてジャーナリストや 教育者、選出議員、ビジネスリーダーなど に引用される機会が増えてきました。EF は、現在も世界中で続いている英語教育 に関する議論に貢献できることを嬉しく 思っています。EF EPI 第 8 版は2017 年に EF英 語 標 準テストを受 験した 世 界 中 の 130万人を超える受験者からのデータに 基づいています。(EF EPI 英語能力指数についてて https://www.efjapan.co.jp/epi/about-epi/)
ま~要するに・・・
TOEFLとか英検のシェアを奪おうと努力している機関ですね。
残念ながらEF EPTも
読解力とリスニング力を測る
と、明記されています。
当エディトリアルや映像、セミナーなどで私の講義を聞いた事のある方であれば直ぐにご理解頂けますが
この様な類のテストは、決して
コミュニケーション能力を計測するツールにはなり得ない
という事です。
TOEICと似たようなテストですから
TOEICと似たような国別ランキングが結果に出るのではないかと。
そして・・・TOEIC国別ランキングを調べてみました。
2016年で42位でした。
ま、驚く内容ではありませんね。
EF EPTは英語力を測るのではなく、 英語の理解力を測るだけの試験。
英語力:英語の総合能力です。読めて聞けて更に話せて書ける。万能ですね。
英語の理解力:相手が書いた事&言った事を理解できる。ただそれだけです。こちらが意思を伝えられるかは全く除外。
このEF EPTは理解力を測る私見なので、いや、試験なので決して「日本の英語力が49位」とは死んでも伝えてはいけないのです。
ですがEFやメディアは「英語能力」と記載しています。このこと自体が
EFが英語教育自体の本質を全く理解していない事を証明しています。
っとまあ、私がそんな事を言ったとしても向こうの方が大企業ですから、皆さんはあちらを信用してしまいますが。
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日本49位?だから何?
日本はこれからの人口減少を
移民で埋め合わせる事が明白になってきました。
国家は英語能力向上よりも、日本語教師を増やす事に躍起です。
これから何十年先も
現在の義務&高校英語教育は変化する事はありません。
読み書き中心の学校教育であれば、本来はこの様な試験は
TOP10以内には入って欲しいのですが
6年間の英語教育が殆ど無に等しい事が今回証明されました。
今後日本がこれから49位以上に上がっても、それは読み聞きが上達しただけであって、
決して英語で伝える力が上昇したという結果にはなりません。
実際に話す英会話、いや、それ以上の英会話で意思を伝えあう能力。
それがEnglish First Step for 18+の使命です。
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