英会話の日常会話って実は一番難易度が高いのだけど?
まずこの映像を見て下さい。
これは日常会話です。
英会話を学習している皆さんは彼らが話している事を理解できますか?
この日常会話は非常に一般的であり、
ドライバーさんは我々外国人が聞き取り易い様に
歩み寄って英会話を話してくれている気配が
まったくありません。
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もしこのレベルでの日常会話が難しいと感じる方は、 まずは日常会話の定義を間違って理解している可能性が高いです。
今回の記事で、是非とも日常会話程度を学ぼうとすることは果たして正しいのかを知って下さい。
殆どの英会話学習者さんがおっしゃる事、それは・・
「日常会話だけは出来るようになりたい」
それを聞くたびに私は・・
(この人は伸びにくいだろうな~)と思ってしまいます。
なぜなら・・
英会話の日常会話というモノは英会話の中でも最悪で最高に難しい分野だからです。
水泳で言うと、初級者がいきなりバタフライからの全てのメドレーを学ぼうとしているようなものです。
なぜ英会話の日常会話は最難関なのか。そして英会話初級学習者はどの分野を学習すれば良いのかを今回の記事で取り上げます。
それは日常会話では無い。単なる挨拶会話。
日本で英会話を学んでいる学習者さん、
そして教えている教育者さんでさえ理解していないのは、
一般的な日常会話というものは、単なる挨拶会話という事です。
Nice weather today!
How is your mom?
What are you gonna do on this weekend?
こういったものは日常で使われている会話であるから日常会話と間違われやすいですが、
内容的には単純であり挨拶程度に相手の状態を伺っているのみです。
日常会話とは:どの様な相手(国籍、人種、性別、年齢、職種、思考)とでも、自身や彼ら彼女らの得意分野で繰り広げられる会話。
と、私独自の定義です。
ネット上を調べると、Weblioでは日常会話とは:https://www.weblio.jp/content/%E6%97%A5%E5%B8%B8%E4%BC%9A%E8%A9%B1
と定義されています。
・何でもない時:人と出会うとき。バスに乗る時。コーヒーを買うとき。人を紹介された時。全ての日常ですね。
普段の生活における会話:普段の生活とはなんでしょうか?
決して友人や家族と過ごすだけではありませんよね?
上記の人バスコーヒーなどは普段の生活です。
そこで人とのコミュニケーションが発生した時の会話。
それが日常です。
その場面で話される事は、天気や週末の話だけではありません。
1つの話に集中しなければならない時もあります。
例えば米国にてインド人のエンジニアに出会った時には天気の話や週末の話だけでは5分も会話は持ちません。
様々なトピックが必要になるのです。
そして必然的にお互いのスペシャリティー=得意分野の話が長く続く事になります。体験済み。
インドのエンジニアさんなら例えばHP(企業)でプリンターの開発をしているかもしれません。そうなるとHP全体の会話が続きます。
・IT
・ハード
・テクノロジー
インド人エンジニアと話す時は、この様な専門用語が必要になってくるわけです。
いえ、この用語があってこそ初めて楽しく深くコミュニケーションが出来るのです。
シェフや料理が趣味の白人女性と初めて会ったら料理の話をするのが無難です。
元々料理好きと出会う事を事前に知っていれば楽です。ですが出会う人々がどのような職を持ち、どの様な興味を持っているか等は事前に分かる事はありません。
牛肉を醤油に浸しておく
卵を半熟
おたま
英語で言えますか?
沢山の人と合えば合うほどジャンルは広がります。そしてその人達と話すために単語を知っておく必要があるのです。
ですので、日常会話というものは非常に難しいのです。
日常会話には何百というジャンルがある。
私が毎回悪口を言う英会話教室ですが、
彼らの教科書というのは基本的にレッスン1からレッスン20ほどあり、
そこで様々なシチュエーションに対しての対処の仕方を英会話で学びます。
しかしテンプレが1文あるのみで、
海外にて同じシチュエーションでも店員が全く違う文章で攻めてきた場合は
学習していないので全く対応できません。
だから英会話教室はほぼ無駄なのです。
まずは挨拶会話を極めるために
新しく人であったとして、20分も30分も話をする事は滅多にありません。
大抵は10分以内、5分程度で終わります。
その5分間で話す会話というものはたいていこのカテゴリーに収まります。
仕事
家族
健康
旅行
食事
とりあえずこの5カテゴリーだけを集中的に学べば、表面的なコミュニケーションは務まります。
しかし私の経験上、もって1時間ですね。
それも米国人と英会話が堪能であり、大学院を卒業した香港人が一緒に料理をした際の時の例です。
そしてお互いに医療分野で働いている人たちです。
それだけ日常会話というモノは難しいのです。
ですので様々なジャンルを身に付けるのは時間がかかります。
最初は自分の得意分野と5大分野で土台を作りましょう。
そしてこの5大分野での単語を沢山身に付けましょう。
その単語が専門用語が必要になって来る日常会話でも利用出来る事が出来ますが、その辺りはまた今後に書き記します。
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