AI読み上げはコチラ
アメリカの大学内図書館で学習していた時でした。
アメリカ人の友人がニヤニヤしながら私に質問をしてきました。
「Chicagoにヤバい名前の日本人プレイヤーがいるけど知っているか?」
Chicagoなので、福留さんだと答えた所、その名前がヤバすぎるという事でした。
この時点で福留さんのFu kuの部分が、英語のFワードににているからかな、と思っていたのですが、真相は更にヤバかったです。
Fu kuはそのままFワードとなるのですが、その後の「どめ」がヤバいフレーズになる拍車をかけていました
F U K U D O M Eという綴り。
F u k uをDo Meという事で、つまり
Fワードを私にしろ!(私をヤれ!)
と言う意味になってしまい、この説明をしている間のアメリカ人友人は顔を硬直させながら大爆笑していました。私はちびまる子ちゃんの様な引きつった笑いしか出来ませんでしたが。
日本語に【F】の発音は存在しません。福をf u k uと表記するのは間違いを増長
英語の【F】は、下唇を噛んで出す発音です。これは私自身日本では一切学べなかった事で、ホームステイ先9歳の男の子に始めて教えてもらった発音方法です。
この発音方法は日本語には一切存在しません。それが残念ながら明治か昭和に英語センスゼロの日本人英語学者が、外国人のF発音が「ふ」の発音に近いという理由だけで【はひふへほ】の【ふ】を【F U】にしてしまったのではないかと考えています。
このお陰で、日本人で「ふく」という名前の方は特に英語圏では卑俗な単語と結び付けられてしまい、お子さんであれば学校で嫌がらせの対象になってしまいます。福留孝介さんであれば、ネット上で陰で笑われてしまうという事になります。
F Uは廃止するべきですが、教育機関はその様な柔らかい頭は持ち合わせていません。
F U K U という表記は英語向けでは無いので、少なくともH U K Uに変更するべきです。「H」は「F」と全く発音が違うので、俗語と捉えられる事はありません。
特にパスポートでのF U K U 表記は外務省が配慮して変えるべき
パスポートという公的文書にFUKU表記されている事により、アメリカで住む場合の公的な名前は全てFUKUになってしまいます。外務省が特例でH U K Uにする事で、名前で嫌な思いをさせられる事を回避できます。
でもこのこと自体に官庁は全く気付いていないので、結局海を渡ったFukuさんが初めて嫌な思いを現地で受けるという悪循環です。
Final Thoutht
ローマ字は日本人が英語に親しむ事には貢献していますが、間違った発音に固定されてしまう弊害も存在します。日本国内では外国人が歩み寄ってくれるので、誤った発音でも通じますが、アメリカだと間違った発音は無視されたり、会話を拒否される原因となります。また今回の記事の様に、実際の発音とは違うのに間違った表記により名前で笑われてしまったりという悪影響も存在します。
英会話を学習する上では、必ず世界基準のアメリカ英語の発音に近づけるようにしましょう。
コメント