日本人が英会話の本場アメリカに渡ると、今まで英会話教室やオンライン英会話で学んだ事がほぼ役に立たない事を思い知らされるわけですが、それは日本国内の英会話そのものが、日本国内でしか通じないレベルだからです。
これは読み書きの部分でも同じです。
日本では中学校時代にアルファベットの書き取りから筆記体の練習をします。また短文長文回答をこなしていくうちに、学生さんそれぞれの字体が固まっていきます。
いくのですが・・・
日本人の英語の書き取りって、非常に綺麗なのです。
綺麗すぎて、本場のハンドライティングに出会った時、全く読めない事態に陥ります。
■日本人留学生が必ずぶち当たる、アメリカ人のハンドライティングの壁
では早速、日本人にとってアメリカ人の英語の書き取りが読みづらいかを紹介します。
この画像は2001年頃にシアトルセントラルコミュニティカレッジのMath103のクラスで、
4th Dimensionすなわち4Dのプレゼンテーションをした際の生徒によるEvaluation(評価)の手書きをずっと保管しておいたものです。
ぱっと見ていかがでしょう?日本人の感覚からすると殴り書きにしか見えないのではないでしょうか?
しかしながら、これは一般的なハンドライティングです。
■日本人には認識するのが結構難しい
彼らはこの質で小学校から過ごしているので、簡単に認識できるのですが、日本人は教科書の楷書体、ブロック体でしか学んできていないので、この様な字体は非常に認識に時間がかかってしまいます。
この画像はEvaluationなので、じっくり後で読めばよいのですが、例えば授業内でグループを組んで課題をこなす時に、メンバーのアメリカ人が色々と文章を書いて「これでどうだ?」みたいな感じであなたにノートを見せてきたらどうでしょう?
(読めない・・・)
クラス内の課題。限られた時間。自分に課された役割。私にはこれ思い出すだけで苦痛です。
アメリカ大学留学をする中で、遅かれ早かれ必ずアメリカ人とグループを組む機会は出てきます。
フィルターのかかった綺麗な英語からしばらく離れ、アメリカの”汚い”英語に染まる必要も感じて頂けたらと思います。
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■汚さは人それそれ
Very, very well! GReAT!!
見てください、このGreatの書き方。
アメリカ人のライティングに規律はありません。単語のど真ん中であろうと大文字が飛び込んできたりします。
人によっては全く飛び込んでこない場合もあります。ですが見たことのない筆記体を使っている場合もあります。
スペルが間違っている場合もあります。
最後に
私がシアトルで最初にお世話になったホームステイのお父さんの手書きをご紹介します。
学生の殴り書きからはかけ離れた読みやすい字体です。
失礼ですが綺麗とは言えませんが、アメリカ人がこれぐらい丁寧に書いてくれたら日本人にとっては御の字です。
みなさんの大学留学中、運悪く教授の字が絶妙に汚い場合もあります。
その様な場面に備えて、日本にいるうちからネット上のハンドライティングを毎日読む練習をしてください。
必ず大学で役に立つ機会がやってきます。
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