高校卒業後は2年間英会話の専門学校に通ったため、一般の方よりかは英会話には自身はありました。
ホームステイファミリーと出会い、歓迎してもらい、意思も通じるので特に今後に懸念は感じませんでした。
しかし…
街に出たら全く世界は違ったのです…
日本から来た外国人だと一切認識してくれないアメリカ人たち
日本国内の日本人の感覚だと、
見た目が違う
それだけで外国人と認識をします。
しかしシアトルは全く違いました。
結論から言うと、アジア人が街にいる事が全く違和感が無い。つまり、
という事です。
その波に僕はすっかり飲まれてしまいました。
いきなりの挫折。日本では簡単なはずのフレーズが一切通じない。
当時1999年であり、ネット環境が殆どない中でした。クレジットカードの情報も少なかったので僕はカード無しで渡米しました。
その代わりに、トラベラーズチェック(小切手)が主流だったので、僕も数十万円分はチェックを持って行きました。
これが、井の中の蛙です。自分の世界を中心に世の中を見てしまう。
ヨーロッパの8月は非常に過ごしやすい気候なのです。白人たちはその感覚で日本でも8月にOlympicsを開催しろと言うのです。日本の夏を知らないからなんですね。
ともかく、
「この小切手って受け入れてくれるのかな?」
ホームステイ先すぐそばのチェーンスーパーで利用してみる事にしました。
しかし、いきなりレジで使えない騒動を起こしては他の人の迷惑なので、一旦店員に確認をする事にしました。
暇そうな店員にChecksが使えるかどうか確認したら愕然の返答が!!
夜7時8時くらいだったのを覚えています。
日本人と違って世界の店員と言うのは疲れていたら「疲れた」と堂々と言うし、人前であくびなんてします。(というのを今回発見しました。)
ともかく暇そうな店員(巨大な贅肉白人男)に聞いたフレーズ、覚えています。
”Can I use Travelers check?”
はい。文章で書くと100%理解できます。
しかし、これを日本人の汚い発音で発したわけです。
返答
”Huh??”
日本文化で言うと…
「は?(何言ってんの?)」
そしてその贅肉男は
(メンドクセー奴が来たな~)という態度を取り、そして
”Wait”みたいな事を言い、その後なんと…首のストレッチを始めました。
そして
”What did you say?”
と切り返してしてきました。
つまり
僕の放ったフレーズは全く理解されていなかったという事です。
その後、フレーズからCan I useは理解できるのですが
Traveler’s checkが全く通用しない。
Checkは通じたようですが、Traveler’sが全く。
カタカナだとトラベラーです。これが全く通じません。
結局何回言っても通じず、その後実物を見せて解決しました。
結果、地元店舗では全く使えなかったのを覚えています。
この挫折がその後の英会話発音矯正に役立ちました。
その後沢山の「学歴の有る」日本人に出会いましたが、自信がある人達ほど日本人の英会話発音からは抜ける事が出来ず、また間違っている事も気づかないのです。
僕はSeattle留学の一番最初に壁にぶつかった事で、その後は
「日本人離れした英会話発音」
を、身に付ける事が出来ました。
それはネイティヴ発音ではない物の、意思疎通には全く問題の無い発音となります。
コメント