
2020年に米国の大学は新規留学生に門戸を閉じました。
2021年に入り、バイデン氏は5月あたりまでに国民にワクチンが行き渡るようにする、という強気です
今後日本人がアメリカの大学へ新規留学するのは可能なのか?
2021年9月から?
それとも今年は無理なのか?
今回は予測ですが、見解をお伝えします。
アメリカの大学にとって留学生は金づるなので、受け入れは必ず再開しなければならない

https://educationdata.org/international-student-enrollment-statistics/
こちらは2018年度のデータなのですが、当時アメリカに在籍していた留学生の国別統計です。
36万人の中国人留学生が圧倒的な数ですね。
そして朝鮮半島、インドなどが多数です。
日本人留学生は2万人弱とソコソコです
この留学生数を足し算すると、約100万人弱です。
大学にとっては、Out-of-state(州外)の授業料を徴収できるのにも関わらず、毎年毎年沢山の留学生が学びに来るわけですから、ドル箱の商売なのです。
約100万人の留学生がアメリカにがもたらす経済効果は約5兆円!!
5兆円と言えば日本だと防衛費です。
実はあまり知られていませんが、アメリカの国家予算(2017)は445兆円⁉
その内の歳入は371兆円(2017)
とまあ、文字通り日本とは桁違い!
なので、留学生から得られる経済効果5兆円はアメリカではそこまで重要ではない様に思われますが…
USA生活10年してみて、米国人って本当に借金体質だな~と感じました。
政府も借金凄いけど、国民はもう物欲止まらずで借金をしてでも消費する(クレカ)日本の様に貯蓄だとGDP組み込まれないけど、アメリカのGDPは少なくとも民間投資は半端なく半端ないはず
— 布川友久/🇺🇸発音矯正コーチ 著書:偏差値45でもUSA中堅州立大学【会計学】🎓卒業 (@AMEIS_LLC) March 12, 2021
民間投資⇒民間消費の間違いです。
アメリカの教育が利益主義になってしまった理由
僕が2000年にSeattleに留学を開始してから注視していたのですが、
1年入学が遅れると、100万円の学費が105万円~110万円に上昇してしまっているのです。
アメリカはインフレしていたとしても、大学の学費だけは更にその上昇率をはるかに上回っていました。
この理由は、
アメリカの大学が質の競争を始めてしまったから
昔のアメリカは、超有名大学に進むために州外に移動する学生以外は、基本的に州内の大学へ進学する事が普通でした。
しかしアメリカも学歴により収入の差が出始めるようになりました。
その為、学生はより有名な、そして良い教育施設、さらに質の良い大学教授がいる大学を求めるようになりました。
著名大学を出ている教授を招へいするため
上記の理由により校舎を近代化するために建て替えの連続の連続!
以上を遂行するため、借金はしますし、それでも足りないので授業料すら値上げです。
そして、僕らが払った授業料は僕らに還元されません。全て今後の学生の高い要求に応えるための肥やしになったのです。
中国コロナによって、収入減が一気に立たれてしまった大学
2020年以降、米国は世界でも一番中国コロナの保菌者が多い国ですから、さらに増やすまいと海外からの留学生受け入れを止める事は当たり前の行為です。
既にアメリカ国内に居住していた留学生はセーフ
アメリカ政府は、新規留学生は、
というルールを作りました。
このルールにより、新規の留学生は大学に新規入学する事が不可となりました。
これは、アメリカの大学が殆どのクラスを
ライブ
ハイブリッド
にしてしまい、新規留学生は対面クラスを受講できなくなったからです。
新規留学生がアメリカに大学留学を再開できるタイミングを予測
これは、
特に新規留学生には100台の授業が必要になります。この100台というのは基礎的なコースで学生数が100~多いと1000人も受講するような大型クラスもあります。
この様に人が集まる授業では、中国コロナ対策が必須です。
ワクチン接種がアメリカ国民の高校生大学生に100%になれば、大学は確実に対面クラスを再開するでしょう。
そして海外からの留学生には
の提出が求められる事は確実です。
新規留学生がアメリカに大学留学を再開できる実際のタイミングは?
バイデン氏によると、2021年5月に全国民ワクチン接種完了を目指すとの事です。
これにより、2通りの再開タイミングが予測されます
1.接種率100%に届かなくても、資金難の大学を守るため2021年9月の再開を目指す
留学生の受け入れをかなり狭めたトランプ政権に対し、ハーバードやMITなどの超有名大学が文句を言い、多少緩められた話は記憶に新しいです。
それくらい留学生というのは大学のファイナンスに欠かせない存在なのです。
既に財政難に陥っている大学は多数あり、返済が追い付かず倒産も思惑内でしょう。
そのような大学を救うためには、2021年9月秋学期の対面クラスを再開し、留学生を受け入れして資金を潤す事でしょう。
2.接種率100%に到達してから大学の対面クラスを再開する。2021年9月は間に合わない
もう1つのシナリオは、接種率100%になってから、大学の対面クラスを再開するというプランです。
これは5月の見込みですが、5月では既に9月のカリキュラムは組み終わって変更が出来ません。教室の割り振り、教授の教えるクラス、すべて決まってしまっています。
ですので、9月は間に合わず、その結果対面クラスの再開は2022年1月の冬学期からという見込みになります。
ただし
今後はワクチン接種率、大学のカリキュラム、バイデン発言を注視
以上、アメリカの大学留学再開の見込みをお伝えしました。
今回ご紹介した内容をリアルタイムで確認するためには
希望大学内留学生用ページにて対面クラス実施情報等、そしてカリキュラムの確認
バイデン氏がポジティヴ雰囲気になればなるほど再開は近いです
この3つを確認してください。
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