最近の大物YouTubeチャンネルにも中規模小規模チャンネルにも言える事なのですが、
視聴回数が徐々に減ってきていませんか?
たまに以前通りの大きな視聴回数を出す動画もありますが、沢山のチャンネルの動画数を拝見すると、全体的に視聴回数が減っているという印象です。
今回は現状YouTubeで起こっている事を数字でお伝えします。
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まずはGlobal Media Insightで見つけたデータを日本語訳してお伝えします。
YOUTUBE STATISTICS 2024 (DEMOGRAPHICS, USERS BY COUNTRY & MORE )
YouTube1年毎の利用者数データ
年 | 利用者数 | 前年比 |
2020年 | 23億人 | 15%増 |
2019年 | 20億人 | 11%増 |
2018年 | 18億人 | 20%増 |
2017年 | 15億人 | 7%増 |
2016年 | 14億人 | 17%増 |
2015年 | 12億人 |
御覧の通り、毎年利用者を獲得し、約2桁の成長率を維持しています。この視聴者数の伸びであれば、どのチャンネルも視聴回数が伸び悩むという事は考えづらいのですが、実は下記のような事が起きているのです。tubics.comさんで見つけた内容です。
チャンネル数の増加です。この増加が2020年統計ですが1年で23%増加したという事です。2020年の利用者数増加は15%ですので、完全に提供側が増えるという年になりました。
The number of channels is growing strong: last year(2020年) it grew more than 23%. People all around the world are creating a YouTube channel, and uploading 500 hours of video every minute.(https://www.tubics.com/blog/number-of-youtube-channels/ より)
本日は2021年11月26日ですので2021年の統計はまだ出ていませんが、同じ流れが起きていると仮定すると、2021年も視聴者数の増加よりも、チャンネル数の増加が増えたと予測が出来ます。
YouTube昔のチャンネル数イメージ
YouTube現在のチャンネル数イメージ
日本のYouTubeチャンネルは一気にプロが参加する事で激戦に
YouTube利用数が世界で上位の日本で考えますと、2021年今年は特に有名人のチャンネル開設が増えました。2021年YouTubeチャンネル開設で検索すると、ほぼ著名人が並んでいます。他にはゲームの公式やプロスポーツ選手などが軒並み並びます。
著名人たちの作る映像はテレビ局の番組よりかは迫力はありませんが、話が上手だったりエピソードが濃い回は何十万回も再生されるヒット映像となります。この様な映像が著名人によって毎日公開され、他にも地道にチャンネル登録者数を稼いできた各種専門家、依然とテレビ番組をアップロードし続ける無名チャンネル等など、完全に乱立した状態となっています。
過去であればある程度は登録者数を見込めた中堅有名人などは、チャンネルを開設して1年経っても登録者が1000人を超えないという悲惨な状況に陥る事もあります。
それだけ2020年から2021年にかけて、大量の質の良いプロのYouTubeチャンネルが開設された影響が強すぎるのです。
視聴者の時間が限られているので、あなたの動画は質を保ち続けても視聴回数は減ってゆく
僕も日々沢山のYouTube映像を見続けていますが、「え?この人(有名人)YouTube始めたんだ!」という驚きと喜びが毎月の様に起こった2021年だったと記憶しています。野球を見てきた人生なので、槙原寛己さん、新庄剛志さん、上原浩治さん、デーブ大久保さん、清原和博さんを中心に野球関連は視聴していますが、そこにたまに高木豊さんや高橋慶彦さんを視聴したりなど。もちろん英会話関連は常に視聴しているうちに次々と新しい人にハシゴしてしまいます。そこに僕の人生であるドリフターズのコントも混ざってきてしまいます。過去のプロレスや野球のシーンもどうしてもクリックしてしまいます。
こういうプロの猛者たちが参入してきているので、過去に視聴していたプロではないチャンネルは中々訪れる時間も無いですし、おすすめ欄にも載らない状況になってしまいます。
現に、過去何年か前までは日本第一党の桜井誠さんの映像も観ていたのですが、いつの間にかおススメにも出てこないので存在自体忘れていました。2021年の衆議院選挙前に立花孝志さんの口から「日本第一党の桜井誠さん」という発言があり、久々に思い出したのを覚えています。
この様にして、チャンネルの乱立により、動画が見られないどころか、存在すら忘れ去られてしまうのです。
ですのでどんな大物のチャンネルでも、プロチャンネルの増加により視聴回数が分散してしまい、視聴回数の減少につながってしまうのです。
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