読売巨人軍がなぜ常勝を義務付けられているのか。日本一を常に目指すのか。

A.I.Sレポート

ミレニアム(2000年)も既に22年が過ぎました。この様に時代が常に変化していく中で、未だに昭和の古い考えが野球界に残っています。

「巨人は常勝を義務付けられている」

「常に日本一を目指す!」

というフレーズは、僕が生きた昭和の時代から残っています。

Contents

「常勝義務はどこの球団も一緒だろ!」

アンチやそうでなくても他球団のファンの方のヤフコメが目に焼き付いてます。どの球団の管理や選手達はみんなまずは優勝を目指しています。そのような他球団に対して、「巨人だけが常勝義務、そして日本一も義務」というのは失礼な話であることは確かです。

ただし、ここでなぜそうなのか?という議論が中々ありません。今回は僕の見解で、読売巨人軍はなぜ常勝と日本一を義務付けられているのかをご紹介します。

親会社がメディア

読んで字のごとく読売ですので、全国紙の読売新聞、全国の日本テレビ系列、そしてスポーツ報知という媒体があります。そして巨人を常に贔屓報道しますので、それに引き寄せられる視聴者・読者も多数いる訳です。

この視聴者に対して

広島17-0巨人

とか

巨人8連敗!!

なんて記事やニュースばかりだとどうなるでしょうか?当たり前ですが、多くの巨人ファンは新聞やテレビニュースを見に行かなくなります。そうすると読売としての被害はどうなるでしょう?

巨人が弱いと、広告収入が減る

という事に直結します。

逆に巨人が強い時に

小笠原!ラミレス!李承ヨプ!3者連続ホームラン!!

キヨシ!有終の美!日本一ホームラン!

なんて事が起きると、その日の野球ニュースの視聴率は上昇しますし、翌日のスポーツ新聞の売上は上昇します。

結論としまして、

儲かるから常勝を義務付けている。日本一を義務付けているのです。

常に日本一圏内にいる事で、毎年上昇してしまう年棒もカバーできますし、それよりも本社の利益が莫大に増えるのです。(統計を探しましたが、見つからずすみません。)

親会社が鉄道業界の場合

セリーグパリーグに鉄道が親会社の球団が幾つかは消えましたが、まだ残っています。

特に阪神タイガースは熱狂的で有名ですが、僕個人の感覚では、タイガースの球団には

「心の中では日本一という理念は存在していない」

と感じています。むしろ、

「そこそこ勝ちながら、儲かれば良い」

と感じます。

これは親会社のビジネスの体質にあるのでは?と考えます。

阪神が常勝球団になったとします。しかしそうなっても地上波BSで全国的に試合が放送される回数は変わりません。CSと日本シリーズ数試合の放映権料が臨時収入でしょうか。

選手が大活躍をしても、阪神グループの一覧には大手メディアは一切存在しません。

阪神が勝っても、広告収入は無縁。電車の乗車率が爆上げするのでしょうか?

暗黒時代でもファンが球場に詰め掛けている気質です。優勝日本一だとしても、権利物が少々売り上げが良くなるだけです。

ですので、阪神の首脳からすると、常に日本一になると、選手のコストが高くなり、それにより球団経営が圧迫されてしまうという懸念が存在します。

ですので阪神球団に関しては、常勝にはならなくて良く、堅実に経営をしていきたいのではないか?と見ています。

プロ野球は理念と企業形態で見ると、球団経営の本気度が見えてくる

今回は巨人の常勝と日本一義務について個人的見解をお伝えしました。

阪神などを交えた、他球団の理念や企業形態を考えると、どれだけ野球に本気なのかが見えてきます。

この2つが良い方向に向かえば、その球団は常にAクラスや優勝争いを続ける事が出来ます。ソフトバンクの孫さんの事です。

という事で、ごひいきの球団がある場合、この2つを注目してみるのもお勧めです。

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