シアトルよりもワンランク以上挑戦になるBoise, Idaho留学。Seattleとは全く違った文化を体験する事は真のアメリカ文化を学ぶ事になる。
アイダホは北西に位置する州ですね。
ワシントン州から一歩出るだけで、そこはSeattleとは比較にもならないほど文化が違います。
(ちなみにGoogle Maps上の白〇の部分は、奥さんの居場所アイコンが表示されていたので、消しておきました。)
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■日本では全く馴染みのない州アイダホ。
アイダホ州と言えば、日本では冷凍フライドポテトを食べる人にしかわからない、オレアイダの故郷、そうじゃがいもの世界最大の生産地です。
それくらいしか日本にしか馴染みがありません。つまり畑しかないのでは?と想像するかもしれません。
ところがどっこい
Boiseは都会とは言えませんが、田舎とも言えず、活発さも兼ね備えつつ静寂さもある「のんびり派」には非常に住みやすい土地です。
■BoiseではSeattleと全く違う事が起きる
頻繁にアメリカでは銃乱射、格差社会、差別などなど質の低い記事がネットで出回っていますが、アメリカを一括りで表現する事は出来ません。
トップの地図でも分かるように、Seattle, WashingtonとBoise, Idahoは地理的には遠くありません。車8時間で行ける距離です。しかしこの二つの都市では留学生は全く違う留学生活を送る事になります。
■Boise留学で良かった事
白人&地元の友人が結構できる。
これはSeattleでは中々できない事です。Seattleでは日本人は白人や地元の友人を作る事は、ある程度強い趣味が無い限りは厳しいです。
私自身も思い出してもシアトルでは3,4人程でした。
しかしBoise, Idahoでは一年のうちに2,30人の友人が出来たのではないでしょうか。私は社交的ではないのでこれでも交友範囲を絞ってたくらいです。
治安がシアトルと比較にならないほど良い
留学生にとっては治安は最高に重要視しなければならない点です。
Seattleも全米では比較的治安は良いとされていますが、それも区域によります。
Boiseは人種がMixされていなく、白人ドミナントで人種同士のヘイトもないので、治安もかなり良いです。
ダウンタウンから酔っぱらった女子大生が大学寮まで一人で歩いて帰れてしまうほどです。(まあでも推奨されません。一度未遂事件が起きました。でもそれだけで大ニュースになる都市です。)
物価が安い
留学資金が限られている学生さんにとっては、生活費学費税金が比較的安めなIdaho州は、まさに銀行預金に優しい都市と言えます。
人の往来が少ない分、留学生に好意的な地元民が多数いる。
留学生としては地元民と仲良くなって交流してもらったりサポートを受ける事が、留学の大成功の手助けになります。
また、地元民とは州立大学のスタッフの事も含めます。
私が乏しい資金の中で留学を完了する事が出来たのは、大学が非常に寛大で留学生に授業料80%Offの奨学金を出している事です。Seattleでも奨学金はありましたが、競争が激しく偏差値45の私には空中に浮かんでいる鳩を捕まえるような。無理ですね。私はこの浮いたお金のお陰で、ポンコツ車を買う事が出来、生活が非常に楽になりました。さらに滞在を少々伸ばす事も出来ました。
自然がとても豊か
Seattleの時点で日本人としてはアメリカの自然は凄い!と感嘆してしまいます。
しかしBoiseは森林こそSeattleにはかないませんが、交通量が少なく、空気の質はSeattleよりも数段良いです。更に湖や川が近隣に幾つかあり、スキー場やハイキングのトレイルも近くに沢山あるためアウトドア派でも、適度の自然が欲しいインドア派でも外に出る楽しみが沢山あります。
Boise留学で辛い事
こちらでも書いてあるのですが、
【第010回】留学する際の都市の選び方 その2 日本人・アジア人の割合 Category 02 アメリカ留学に備える
Boiseでの生活は留学初心者にはかなりきつい点があります。自ら異文化に溶け込み、そこでリーダーシップをとれるような人でないと充実した生活は送れません。
充実の半分程度の充実を目指すとしても、白人だらけです。彼らに認めてもらえるような話題作り、会話進行、また宗教に対する価値観。そういったものでハイレベルなコミュニケーション能力が必要となります。
アジア文化に逃げられない
Boiseは白人独占都市です。そこにはアジア文化はごくわずかしかありません。
アジア文化と言っても、中華韓国インドタイベトナム料理店、そしてニセ日本料理店が点々としているだけです。チャイナタウンもありませんし、大きなアジア食材スーパーも有りません。
日本の食材が恋しくなった時。味噌を買いたい時。車があれば小規模の中華系食材店で購入できますが、日本で売られているような最高品質の食材は存在しません。
自炊をしない限りは外食に頼る事になり、西欧食を続けると日本人にとっては体に合わない食事なので健康にも良くありません。健康を崩せば学業にも支障が出ます。
つまり自制できる強い留学生でなくては結果を出せません。
語学が超ハイレベル
白人がドミナントなBoiseですから、英会話も殆ど崩れていません。
またここにやってくる留学生の英会話も非常にレベルが高く、中々会話の主導権を握る事が出来ません。これは数か月以上経たないと慣れません。
僕も一度は逃げ出そうとしたBoise, Idahoです。
しかし数少ない友人と深い友情を築けていた事
心からサポートしてくれる地元の仲間がいた事
それにより踏ん張って苦しみを楽しみながら学習を続けていました。そして-から+に人生の針が転じた瞬間。これはまあ日記の方で書いていきたいと思いますが。少しずつですが適応する事が出来たのでしょうね。
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◆Boise Idaho 人口と人種について。
白人だらけ
Boiseの人口統計を見てみましょう。
2016年の調査ですが、Boiseで22万人。
ただしお隣のMeridianもBoise経済圏と考えると、32万人と考えた方が実際の人口を表したと言えます。
日本で30万人前後の都市をしらべるとこの様になっています。
61 | 埼玉県 | 所沢市 | 340,386 | 2018年4月1日 |
62 | 北海道 | 旭川市 | 339,605 | 2018年3月31日 |
63 | 埼玉県 | 越谷市 | 337,498 | 2018年4月1日 |
64 | 高知県 | 高知市 | 337,190 | 2018年4月1日 |
65 | 群馬県 | 前橋市 | 336,154 | 2018年4月1日 |
66 | 福島県 | 郡山市 | 335,444 | 2018年4月1日 |
12 | 東京都 | 新宿区 | 333,560 | 2018年4月1日 |
13 | 東京都 | 中野区 | 328,215 | 2018年4月1日 |
67 | 沖縄県 | 那覇市 | 319,435 | 2018年4月1日 |
68 | 秋田県 | 秋田市 | 315,814 | 2018年4月1日 |
69 | 三重県 | 四日市市 | 311,031 | 2018年4月1日 |
70 | 愛知県 | 春日井市 | 306,508 | 2018年4月1日 |
71 | 福岡県 | 久留米市 | 304,552 | 2018年4月1日 |
72 | 岩手県 | 盛岡市 | 297,631 | 2018年4月1日 |
73 | 福島県 | 福島市 | 294,247 | 2018年4月1日 |
74 | 兵庫県 | 明石市 | 293,409 | 2018年4月1 |
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%B8%82%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E9%A0%86%E4%BD%8Dより抜粋
所沢とか前橋とか。個人的にはしっくりきます。
そしてアメリカで留学先を探している時は、必ず人種の統計も参照してください。
人口30万人の都市がAとBあったとしても、人種の割合によって治安がかなり変わってきます。
Boiseは
- White: 89.0%
- Asian: 3.2%
- African American: 1.5%
- Native American: 0.7%
- Pacific Islander: 0.2%
- Other races: 2.5%
- Two or more races: 3.0%
- Hispanic or Latino of any race: 7.1%
http://worldpopulationreview.com/us-cities/boise-population/より
この調査で分かる通り、
表は出しませんが、Seattleの白人比率は69.5%です。
たかだか20%の違い❓と感じるのが普通だと思います。
しかし、この20%の違いがSeattleとBoiseの文化風習に多大なる違いを生んでいます。(詳しいお話は他の回で)
Boiseを二回目の留学先に選んだのは、この白人比率当時は90%を超えていたからです。
白人が九割を超えると、アメリカの文化は違いがあるのだろうか?それを体験してみたかったのです。
そして結局は得難い体験をする事になりました。
ボイシ―留学に興味がありましたらいつでもご質問下さい。
体験などをお伝えします。
(何も売りつけたりしませんので遠慮なく聞いて下さいね。)
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著者
アメリカン インテリジェンスサポート合同会社 代表社員 布川 友久 (Nunokawa Tomohisa) 米国ボイシー州立大学卒。会計学専攻財務金融副専攻 1979年3月25日生まれ。高校は偏差値45程。大学にはサッパリ合格せず、 父の助言もありパソコンと英語のみを勉強。 インターネットが全く整備されていない時代に、自力留学手続きの後 米国シアトルセントラルコミュニティーカレッジ(SCCC)へ進学。 留学当初は、偏差値45が示す通り、伸びしろの無い学生生活を送る。 しかし、ロバート・キヨサキ氏の助言により、会計学に興味を持つ。 会計学教師Mr. Michael O'niellの的確な指導により 勉強をして成績が備わってくる事の喜びをついに知る。
SCCC終盤には、大学内最難関クラスであるMr. James Hubertの Micro/Macro Economicsで、留学生でありながらクラス最高の成績を残す。 SCCC卒業後、日本に帰国。留学資金を貯めて再度アメリカへ。 自力手続きを終え、アイダホ州内Boise State Universityへ編入。 大学より奨学金を受領。 会計上級クラスに進級するうちに、大企業会計に興味を失う。 この頃から、インターネットを通じたマーケティングに興味を持つ。 また、世界金融破壊の発端となったアメリカ本土においての 金融学に興味を持ち、ファイナンスを副専攻に。 卒業後、日本へ帰国。2013年、アメリカン・インテリジェンスサポート合同会社設立。現在はWeb広告コーチ、コピーライティング、自身のセミナー開催、他者様のセミナー開催支援、そして留学サポートコーチとして活躍中。 アメリカンインテリジェンスサポートLLC