LINEで外国人と音声通話をするが、相手の言う事が殆ど分からない
【質問】メッセージ会話だと翻訳機を使わずに言いたい事が出て来るが、会話になると伝えたい事が全く出てこない。何故でしょうか?
回答
まず、この事で全く嘆く必要はありません。
元々日本語と英語は最低最悪の相性であり
学問として読み書きを学ぶのはそれほどではありませんが
聞く話すを日本人が克服するのは非常に壁が大きいです。
しかしこれを嘆く必要はありません。
日本人として普通なんです。
まず読書話聞の読書と話聞は全く次元が違うのです。
読書がある程度できるからと言って、話聞のレベルも引きあがっていると考えないで下さい。
【カタカナやローマ字の弊害】
日本人の日本語を読む発音は
英語のアルファベットを発音するのに何の役にも経たないどころか
逆に邪魔をしているようなものです。
例えば数百年前に頭の良いアホな学者か誰かが
Happy Birthday
というフレーズを聞いた時に
ローマ字で訳したのか全く英語耳では無い耳で聞いて訳したのか
ハッピー バースデイ
というカタカナを誕生させました。
はっきりいってこのフレーズは全くデタラメです。
Happyを実はカタカナで表記する事は不可能です。
無理やり書くとしたらヘェァピーですね。
また、BirthdayのTHは日本語には存在しない発音です。
ですので、まず、Happy Birthdayをまともに発音できる
日本人は滅多にいません。
意味は誰でもわかっています。これは凄い事ですが、
発音と言うアウトプットがデタラメなので、
結局相手に通用しない事が多いのです。
「え?ハッピーバースデイ通じるけど?」
そりゃそうです。相手の誕生日にPartyを開いて
プレゼントとカードを渡して
「ハッピーバースデイ!!」
なんて言ったら
雰囲気で相手もHappy Birthdayって言っているんだろうな
と、予測してくれているだけです。
何もない状態でアメリカ人に
ハッピーバースデイと言ったら
「Huh???」
ですよ。
【文法なんて忘れなさい】
そして日本人が英会話が苦手な理由のもう1つが
文法が崩れる事を恐れて文章を構築できない。
これも学校教育の弊害中の弊害ですね。
まず、このエディトリアル。文法なんて全く考えていません。
でも読んでいる方は意味が分かっているのではないでしょうか?
そう、意思を伝達する手段で一番重要なのは
文法ではありません。
最低限の段階では、相手に通じる事を行うのがベストです。
日本人の発音はデタラメすぎて最悪ですが、
こちらが英語がダメダメだと、向こう側が歩み寄ってくれることが殆どです。
せっかく向こうが歩み寄ってくれているんだから
まずは分かる単語やフレーズで文章を組み立てましょう。
わかります?
文法を組み立てるのではなく
文章を組み立てるのです。
my birthday, 25, march. 5 months ago. no birth day present this year.
so sad. how about your birthday. When?
どうですか?文法なんてデタラメですが、意味は100%通じませんか?
これが日本人脳だと
my birthday…(えっと現在形過去形どっち?ん~~、それよりも先に終わった事を伝える?)
頭で余計な事を考えて構築できなくてあ~う~Yesばっかりなんですよね。
逆に変な外国人が日本の街を迷っていてあなたに
「エキ チカイ JR ドコ?」
と聞いて来たら意味はわかりますよね?
でも
「エキ…ん~、文法・・ワタシハ??前置詞ハ・・・・倒置法?ウ~ン・・ハナセナイ」なんて意思を伝えられなかったら・・
「とりあえず分かる単語だけでも話せ!!!」
と思いませんか?
英会話の初期段階で有れば、文法を考えるだけ遠回りです。
どうしても文法を学習したければ中学の文法で十分です。
それで会話を構成できるか不安?
文法っちゅーのは、話したり聞いたりしているうちに学べます。
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日本語を2年の滞在で流暢に話す外国人。日本人も米国に2年滞在で英会話が流暢になる?
【質問】モンゴル人の力士が日本語能力N5しかないのに、日本で2年ほどでかなり流暢な日本語を話しています。香港の知人も日本人の上司に教わったり本人も5年ほど勉強してほぼ日本人ネイティヴです。日本人も同じようにアメリカに留学して2年ほどで流暢になりますか?
【回答】まずこれらに共通する事ですが、
それぞれの国の語学には距離感が存在します。
以前載せた距離感の絵ですが
例えば芸能人が暇な時間を使って練習したら日常会話の韓国語が出来るようになります。それは両国の言葉が非常に近いからです。
ですが、暇な時間を使って英会話を上達させた芸能人の話は皆無です。
日本人にとっては中国語は学びやすいですよね。発音は難しいのですが、漢字ですし、文法も英語系列ですが英語程複雑ではありません。過去分詞なんてものもそんざいしませんし。
私が毎回英語と日本語が最低最悪の相性というのは、この絵の離れた状態を指しています。
英語には日本語には存在しない発音が山ほどあり、
さらに日本語は弱い言語です。
強い言語である英語を話すには必要以上に力まないと
通じ辛いのです。
私自身シアトル留学をしている時に、日本に留学をした事があるモンゴル人女性と仲良くなりました。
かなり流暢な日本語を駆使し、普通に日本語の会話を日本人のグループで出来る方でした。私にはモンゴル語がどのような言語かは分かりません。
ですが、ロシア語みたいな文字でしたが、
恐らく英語よりかはよっぽど日本語に近いはずです。
また、力士さんですが、
彼らはハングリー精神が旺盛です。
学習上達にはその部分もかなり加味されます。
聞き流しの英語教材が有りますが、
あの広告塔のプロゴルファー。
決して聞き流しがメインの上達方法ではないのです。
世界で戦うために英語が必要だった、そして
「恥ずかしいほど英語が出来なかった」
モチベーションと失敗。これが非常に強いアクセルとなって
英語が上達したのです。
しかし、本人は聞き流しで英語が上達したと
勘違いしていると事がおかしな話です。
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