過去に何度もお送りしている英会話ビジネスへの悪口ですが、今回も精度良く悪口を述べていきます。
英会話教育ビジネスとは
・英会話教室(オンライン/オフライン)
・英会話カフェ
・聞き流しに代表される会話系教材
ダメな理由その①これらの英会話ビジネスは、語学初級者が学ぶべき本当の基礎をすっ飛ばしています。
まずね、ビジネスなので利益を出す事が第一なのは仕方ありません。
ただし、その利益を生むために、受講者の誤認を誘う手口が広告に散りばめられ、受講や購入する事で数か月以内という短期間で「英語がペラペラ」という定義があいまいなゴールが達成できると謳っています。
英会話(語学)学習の基礎とは?
語学学習の基礎は、全て発音方法(定義は他の方が言う物と違います)です。
どんなに単語フレーズを詰め込んでも口から飛び出したときに、デタラメな発音方法では相手に届きません。
英会話教育ビジネスって基礎である発音方法をすっ飛ばしています。
・発音記号を身に着くまで待ってくれますか?
・アメリカ人の英語発声方法と日本人の英語発声方法の違いを教えてくれますか?
日本で学ぶ英会話は、日本国内でしか通じません。
海外に出て英会話が通じないという事を痛感している方は沢山いらっしゃいます。
何故なら、基礎である発音方法を一切教えないからです。
何故発音方法を教えないのか?
発音方法とは
・発音記号に沿ったアルファベットの発音
・日本語には無いイントネーションの組み合わせ
・Facial Expression, Body Expression
・声自体の強弱
これらです。日本ではこれを言っているのは私ぬのかわともひさだけです。
これを会得するには、つまらない復習を継続しなければなりません。
この様な事を教えていると、生徒が飽きて逃げ出してしまうのです。
ダメな理由その②一般人というのは楽に安く早くスキルを学びたいという欲望の塊です。
その欲望からお金を手っ取り早く得るために、広告において
1日5分、毎月たったの3900円、3か月でペラペラ
の様な広告が溢れるのです。
スキルを得るには単調な作業が必要
スポーツ初心者って、いきなり巴投げ!バタフライ!背面キャッチ!トリプルアクセル!を学びますか?
まあ無いですよね。私が剣道を始めた時、竹刀すら握らせてもらえませんでした。まずは、受け身の訓練からでした。
その他漢字を沢山覚えている人も、常に感じの書き取りです。九九を覚えた我々も、暗唱を繰り返したわけです。
英会話の発音方法を学ぶにも、その様な繰り返し単純作業が必要なのです。
でも
æ、ʌ、ə、aʊみたいな発音を繰り返し行ったって、つまらないですよね。飽きも早いです。
英会話教育ビジネス側も、そんな事は分かっているのです。そんな事を続けては生徒が逃げてしまい、ビジネスが成り立たないのです。
だから早い安い楽で受講者を釣り上げるのです。
そして与える授業は・・
ダメな理由その③テンプレ英会話のみ
テンプレ英会話とは、その分野でしか役に立たない会話集、さらにネイティヴスピーカーがテンプレ以外の会話を始めた時、一切役に立たない英会話です。
英会話の教科書を見ると、大抵Lesson1~20とかで、それぞれ病院での電話でのレストランでの話し方という会話集が1つだけあり、そこにあるNew Wordsを1回学んで終わりです。
では、レストランだとして、注文の仕方とありますが、アメリカの全てのレストランで全てのウェイターウェイトレスが、そのテンプレ会話を使って注文などの会話をするのですか?
確実にそんな事はありませんよね。
スーパーマーケットでは、テンプレ英会話自体にお目にかかる事なんて滅多にありません。今日の天気、スポーツチームの話、スターウォーズのチューバッカの話、仕事疲れた~会話など、様々な世間話がキャッシャーと飛ぶのです。
テンプレ英会話のみで自信を付け、留学した学生さんほど、この壁にぶち当たるのです。さらに自信が無駄についてしまっているので、その落胆は見ていて毎回可哀そうになります。
Lesson20まで時間をかけた受講者さんが、全く見当はずれの自信を付けて話している英会話は、日本国内でしか通用しない英会話です。
日本国内では、aという発音は1つしかないと妄信されています。
aって、4つ発音があります。そしてその発音を正しくしないとネイティヴには通じません。
ダメな理由その④通じていると勘違いしている。
英会話?通じているけど?
えっと。それは通じているのではありません。
ネイティヴがあなたの低い英会話レベルに合わせてくれているだけです。
歩み寄ってくれているのです。
日本人が汚い発音と強弱無しの発生ではネイティヴは理解するのが困難ですから、わかる単語を文脈から判断し、
「このような意味で話しているんだろうな」
と、意味を予想してくれるのです。
それを
「英会話が通じた!」
と喜んでいるのです。
ここまで読んでくれる方は滅多にいません。
何故なら上記でも記したように一般人というのは
早くて
安くて(無料で)
簡単
に物事を学びたいからです。
ここまで読んでくれた方はよほど私の考えに賛同してくれる方、もしくは同業者程度です。
同業者の方がこれを見ていたらメッセージをお伝えします。
早い安い簡単を謳っている英会話ビジネスは私が今後も邪魔をします。
ここまで読んでくれた学習意欲の高い読者さん。
私のエディトリアルのカテゴリー1には、既存の英会話教育とは全く別の次元での英会話学習方法をお伝えしています。
私の理念は、お金をかけないで英会話を正しく学習しよう
です。
そして特に初級者の方へお話ししています。
中級者以降には、英会話教室の利用方法が存在します。
それはここでは教えません。
バカとハサミです。
英会話教室でも使い方があるのです。
私に教材を作ってくれと頼んできた会社もあります。
絶対に作りません。
何故なら、一般人は
早い、安い、楽
にしかなびかないからです。
私が教材を作ると、つまらない作業を繰り返してください
という事になります。そんな事では広告を見た方は絶対にお金を払ってくれませんからね。
また、18歳を超えた学習者は英会話習得の道は厳しく、世間的に言われているペラペラ(笑)、マスターするのは無理だとお伝えします。
そんな成果を得られるのは100人に1人いれば良い方です。そしてそのような方は他の99名とは違った特殊な環境にいる方です。(留学している等という小さなことではありません。もっと自分の心の中にある事です。)
2年前から立花隆志さんの映像を時々見てきました。
ずっとお一人で戦ってきたことが、ついに花開いたという印象です。
立花さんのキャッチフレーズが好きなので、数日前からお借りする事にしました。
英会話教育をぶっこわす。
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