英語を話せるようになりたい!!というのは、料理が出来るようになりたい!!と一緒でフレンチもイタリアンも中華もギリシャ料理も全部まとめて上達したいという事なのです。
英語を料理に置き換えた際、中華料理とフレンチを同時に学んで上達する事は難しいですよね。
フレンチに大きな興味が無い限りは、まずは日本にも身近な中華を学ぶ方が理に叶っています。
英会話も同じで、殆どの初級者の方が「英会話」というどでかいカテゴリーを目標に置いてしまいます。
18歳以上の方は、まずはカテゴリーを絞りましょう。
■狭く深く学ぶ。
Yahoo知恵袋なんかを見ていますと、簡単に「英語を話せるようになりたい」なんて質問が溢れています。
しかし、英語を10年学んだ人でも、どんな会話にでもついていける人なんていないのです。
文学系の英語を学んだ人であれば、アメリカ人とシェイクスピアの話で盛り上がる事は出来ます。
しかし、長期国債10年物の利息が暴騰している事については何の知識も持ち合わせていないので、いくら文学の英語力があっても、その話には全くついていけないのです。
同じように、日本人で会計学でアメリカの大学院を卒業した人でも、NASAのアメリカ人と新しいエンジンの開発について話をして盛り上がる事は全く不可能です。
なのに、日本人に対する英語教材や講座というものは、そういう事には殆ど無頓着で、話すテクニックに終始しているように見受けられます。
冒頭の料理の話ですが、中華料理を学びたい人が、フランス料理に浮気をしたら中華料理を学ぶスピードが遅くなります。
逆に中華の事だけを考え、調味料も中華由来の物を学び、
Youtube動画でコックのフライパン捌きなんかもずーっと見ていたら、
それだけで中華料理の上達が早くなるでしょう。
そして中華料理を10、20ほどのレシピを極めることが出来たら、そこから初めて他の料理を始めれば良いのです。
今日は中華、明日はイタリアン、明後日はドイチェ。バラバラに学ぶ事で復習も深く脳裏に残りません。味付けもバラバラになります。
学ぶなら、まずは一つの道をしっかりと学ぶ事が必要です。
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