日本人が英会話を駆使する際
余りもPlease Pleaseを使い過ぎます。
アメリカではPleaseを滅多に使いません。
逆に使ってしまうと人間関係の距離感や、意図不明に思われてしまいます。
今回はPleaseを使わなくて良い理由をお伝えします。
日本人がPleaseが大好きな理由
日本語で会話する際は、Pleaseの意味に値する言葉は沢山出てきます。
先日購入した中学校の教科書にも至る所にPleasePleaseが配備されていました。これも1つの理由ですね。
辞書でPleaseの意味を調べると
などなど、礼儀正しいニッポン国が頻繁に使う意味が沢山出てきます。
日本人は相手に失礼が無いような会話を心掛けますから、英会話を話す際も日本人マインド丸出しで話す事になります。
なので、初めての相手、目上の相手などには特に失礼が無いよう、
Please
を使用するべきだと、いえ、当たり前の様に文面の至る所に散りばめます。
これが、日本人がPleaseを乱発する理由です。
アメリカではPleaseは殆ど使用されない
アメリカという国はまず、Friendlyが第一に来る国です。そこにはカジュアルな会話が殆どなので留学生さんにはPleaseを聞く機会なんて殆ど訪れません。
例えば経済学の大学の授業内でも、
”Professor Hubert, would you write it again?”
と、教授にお願いする時でもPleaseは使われません。日本だと絶対に「お願いします」は出てきますよね。
Pleaseを使用しない方が良い理由
アメリカのPleaseは、目下の者が目上の者にお願いをする状態です。
そしてアメリカの目下と日本の目下は全く立場が違います。
アメリカの目下とは完全に下僕であり、あなたに従事する者ですという意味合いが強いです。
そんな意味合いがある国で、本来なら気軽にPlease無しで会話をする場面でPleaseを使うと
”お前と私の立場は平等なんだから、へりくだるな”と。
失礼のない様にPleaseを使っていた日本人。実はアメリカ人に大迷惑をかけているのです。
アメリカでPleaseが使用される場面
もちろんPleaseという言葉がある以上、使われる場面は存在します。
非常にフォーマルやビジネスの場面
厳格な州議会場。議長が発言を促す際に、Please state your..なんて言葉で始まったりします。
会社で部長の部屋に誰かが来た時、Please come in.とイザナイます。
子供が母親に欲求をぶつける時
お菓子をどうしても欲しい時。どうしてもゲームが欲しい時。
子供がお母さんに”mom…pleaaaaaaaseeee!”と懇願している場面です。
銀行でのサービス
Friendlyの米国でも、銀行の従業員は丁寧会話をしっかりと訓練されています。
人種が意見など関係なく、いつも笑顔で対応してくれます。
Would you please show me your ID?
など、最上級の丁寧語を使います。
頼むから(ルール等を)守ってくれよ!って時
小学校の児童を走らせたくない時、目上の先生から ”Please do not run around this room.” なんてPleaseを使われると、子供たちは、”これ本当にダメな奴や”と受け取ります。
また、公共機関のアナウンスなど、白線から出るななんて時はPleaseが使用されます。
普段平等の立場だが、一時的に自分の立場が弱い時
これは奥さんとか彼女を怒らせてしまった時ですね。
”Honey, please talk to me,..”奥さんが怒って旦那さんを無視し続けている時です。映画ドラマでも良く見かけるシーンです。
まずはPleaseを使用しない英会話を心掛けよう
以上、Pleaseを使用するべきではない理由、そしてどのような場面で使用するのかをお伝えしました。
Pleaseを良かれと思って使用している日本人。実は逆にアメリカ人に迷惑をかけていると知れば使う事は少なくなるのではないでしょうか?
今後は余りにも明確に立場が違う相手以外には、Pleaseを使用する事は止めるようにしましょう。
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