海外で視野は広がるのか?
男子学生さんの留学質問を聞いていると、多くを占めるのが
「海外で視野を広げたい」
広げてどうしたいのか?広がったらどうなるのか?具体的なイメージは殆ど見えていらっしゃらないです。
ただ、広げたいという願望。これがすなわち今の視野が狭い事の自覚なんです。
今回は、アメリカ留学で実際に視野が広がったかどうか、僕が見つけた日本人との視野の違いをご紹介します。
海外を見せてくれるアニメ
下記YouTube埋め込みで、月と太陽のめぐりという曲が流れます。
公式映像では無いので、見れなくなっている可能性もあります。
1996年に日本テレビで放映されたルパン三世の2時間シリーズです。当時高校生だった僕には、日本的ではない音楽に非常に惹かれました。2023年の現在でもまだまだ覚えているほどです。
歌詞も少女が夢を見ているような綺麗なのですが…
アメリカの大学を卒業後、月と太陽のめぐりの歌詞一部分。ちょっと違うんじゃないかという思いが出てきました
「月と太陽のめぐり」最後の方に、この様な歌詞があるのです。
あなたのために 祈る 明日もきっと 晴れるように
本ルパン作品は、中東が舞台となっています。この曲自体も中東の音楽の様なメロディー構成となっています。
そして皆さんの中東のイメージと言えば、広大な砂漠をラクダに乗って白い衣装のアラブ人が歩いているような。またエジプトのピラミッド。
雨が降るイメージってありますでしょうか?
実際にサウジアラビア人に聞いた話をご紹介します
僕自身はアイダホ州の大学に在学していた時、特にサウジアラビア人と仲良くしていて、お互いの国について良く話したものです。
そして印象に残っているエピソードの内の1つが…
友人が住んでいるサウジのジェダという街は「雨が1年でもほとんど降らない」という事。
そして…
「雨が降ったらみんな喜んで外に出てくる」
という事です。
つまり…
あなたのために 祈る 明日もきっと 晴れるように
中東の方にとっては、明日が晴れる事は当たり前すぎて「祈る事は絶対にない」って事です。
むしろ雨を求めているのでは?
日本で日本の習慣に染まってしまっている
日本人として生きて、日本人の習慣に染まる事は勿論悪い事ではありません。
しかし、日本人の視点で世界の出来事や風習を評価するのは、実は非常に危険なのです。
安倍菅時代が終わった自民党は、完全に一般市民の敵となりました。今後は海外の風習を例に日本人にさらなる負担を押し付けてくる事でしょう。
それは例えば、海外は消費税20%が普通だから!とか
海外でプラスチック問題が深刻だから…など。
消費税が20%でも福祉が充実していれば文句はありませんよね?ゴミが落ちない日本でプラスチック規制が必要なのか?
完全に海外の視点から国民を騙しに来るのです。
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